思えばパクってばかりの人生ですが
相棒からブログタイトルがネガティヴという指摘をうけたのですが、これは、僕が昔から秀逸なタイトルだなぁと感心している村上春樹の「やがて哀しき外国語」というエッセイのタイトルからパクったものです。
そもそも弊社の社名であるピストルズも、僕が一番大好きな阿部和重という作家の長編小説のタイトルからそのまま拝借したものであり、基本的にパクってばかりなのです。
僕は広告コピーや原稿を書きますが、タイトルというのは本当に難しくて、どうしても、自分の好きな小説や映画のタイトルからヒントを得ようとしてしまう傾向があるのです。
男はつらいよシリーズは僕がもっとも心奪われるプログラムピクチャーなのですが、全48作のそれぞれのサブタイトルを一覧にして、よく眺めたりしています。
会社員時代から企画やコピーを考えるとき、僕は広告集のTCC年鑑やADC年鑑などにはあまり興味が持てず、どうしても映画や小説なんかからヒントを得ようと、いやパクってやろうと眺めていました。
結局その癖が抜けず、未だに同じことを繰り返す。
ああ、自分ってものがないなあ、消えて無くなりそうだ。
いかんいかん、自分の内から溢れてくるような泉を掘り当てないと。