ピストルズ やがて哀しき独り言

東京・恵比寿で広告・Webプランニング・開発・制作会社を経営する3年目経営者の悲哀を語っていきます。 弊社URL→ http://www.pistil-pistol.co.jp

女の情念

僕のiPhoneのプレイリストにある「女の情念特集」にはどんな曲が入っているのかという問い合わせがあったので、ここに一覧を掲示します。その方は、「中島みゆき特集」ってこと?と仰っていましたが、ちょっと違います。

1.うらみます(作詞:中島みゆき

  →中島みゆきのあの声でいきなり「うーらーみまーーす」と言われると、後ろめたい気持ちのある男は必ずフリーズします。

2.後ろから前から(作詞:荒木とよひさ

  →畑中葉子が歌うこの曲は、一見「私を好きにして」と言っているように聞こえますが、その裏にある女の本音が垣間見え、背筋が凍ります。

3.夜と朝のあいだに(作詞:なかにし礼

  →ピーターの代表曲。「死人のように」とか「鎖に繋がれたむく犬」とか、ピーターに言われることを想像してみてください。

4.風になりたい(作詞:吉田拓郎

  →川村ゆうこの曲。傷を隠して別の男に何を求めるのか?さわやかなサウンドですが、詞をじっくり読むと、心の奥に本音を閉じ込めた女の生き様が見え、怖くなります。

5.お金をちょうだい(作詞:星野哲郎

  →美川憲一の隠れた名曲。「別れる前にお金をちょうだい あなたの生活にひびかない程度のお金でいいわ」なんて言われたら、自分の無責任な行いを懺悔しないわけにはいかなくなります。

6.天城越え(作詞:吉岡治

  →女の情念と言えばコレっていう曲です。まあ定番曲ってやつです。

7.部屋とYシャツと私(作詞:平松愛理

  →この曲はすごい。「愛するあなたのため、毎日磨いていたいから」よくものうのうとこんなことが言えるな!許してくださいと言いたい。なんでこんな曲がヒットしたのか?

8.みだれ髪(作詞:星野哲郎

  →美空ひばりが歌っているのですが、「捨てたお方の幸せを、いのる女の性かなし」なんて言われちゃうと、さすが女王!と万感の思いで拍手を送りたくなります。

9.ジョニーへの伝言(作詞:阿久悠

  →超好きな曲なんですが、「もとの踊り子でまた稼げるわ」なんて捨て台詞を言われたら、、、僕はもう生きてはいけません。

10.難破船(作詞:加藤登紀子

  →僕が人生で一番愛したアイドル中森明菜の曲ですが、すごくこわい。「あなたを追いかけ抱きしめたい」と持ち上げておいて、「あなたを海に沈めたい」とくる。沈められるのは案外幸せなのかもと、意識が朦朧とし混乱してきます。

11.雨音はショパンの調べ(作詞:どっかの外国人/訳詞:ユーミン

  →小林麻美の細いボーカルよりイントロのピアノの音の方が印象的なのですが、「気休めは麻薬」と言われた瞬間に背筋が伸びます。

12.外は白い雪の夜(作詞:松本隆

  →吉田拓郎の代表曲の1つですが、「今夜で別れと知っていながらシャワーを浴びたのかなしいでしょう」とか「最後の最後の化粧するから私をきれいな思い出にして」とか「いつもあなたの影を踏み歩いた癖が直らない」とか。もう溜息。。。

13.北の宿(作詞:阿久悠

  →まあこれも定番曲。

14.女のみち(作詞:宮史郎)

  →これもド定番。何がいいのか分からないけれど、一応入れています。

一応これですべてです。改めて見てみると、作詞はほとんど男なんですね。「女の情念」なんてのは、男の妄想が創り上げた勝手な夢のような気がします。女のひとってのは、風のようにあっちに吹いたかと思えば、こっちに吹いたりと、移り気でいてもっと芯が太いような。ストーカーに走ったり、自殺したり、だいたいそういうことって男がやらかすものなんで。

それにしてもこれらの曲をひとつのプレイリストにするために、ネットで買ったりTSUTAYAでレンタルしたりと、案外僕はマメなんだなぁ。