女の情念
僕のiPhoneのプレイリストにある「女の情念特集」にはどんな曲が入っているのかという問い合わせがあったので、ここに一覧を掲示します。その方は、「中島みゆき特集」ってこと?と仰っていましたが、ちょっと違います。
1.うらみます(作詞:中島みゆき)
→中島みゆきのあの声でいきなり「うーらーみまーーす」と言われると、後ろめたい気持ちのある男は必ずフリーズします。
2.後ろから前から(作詞:荒木とよひさ)
→畑中葉子が歌うこの曲は、一見「私を好きにして」と言っているように聞こえますが、その裏にある女の本音が垣間見え、背筋が凍ります。
3.夜と朝のあいだに(作詞:なかにし礼)
→ピーターの代表曲。「死人のように」とか「鎖に繋がれたむく犬」とか、ピーターに言われることを想像してみてください。
4.風になりたい(作詞:吉田拓郎)
→川村ゆうこの曲。傷を隠して別の男に何を求めるのか?さわやかなサウンドですが、詞をじっくり読むと、心の奥に本音を閉じ込めた女の生き様が見え、怖くなります。
5.お金をちょうだい(作詞:星野哲郎)
→美川憲一の隠れた名曲。「別れる前にお金をちょうだい あなたの生活にひびかない程度のお金でいいわ」なんて言われたら、自分の無責任な行いを懺悔しないわけにはいかなくなります。
→女の情念と言えばコレっていう曲です。まあ定番曲ってやつです。
→この曲はすごい。「愛するあなたのため、毎日磨いていたいから」よくものうのうとこんなことが言えるな!許してくださいと言いたい。なんでこんな曲がヒットしたのか?
8.みだれ髪(作詞:星野哲郎)
→美空ひばりが歌っているのですが、「捨てたお方の幸せを、いのる女の性かなし」なんて言われちゃうと、さすが女王!と万感の思いで拍手を送りたくなります。
9.ジョニーへの伝言(作詞:阿久悠)
→超好きな曲なんですが、「もとの踊り子でまた稼げるわ」なんて捨て台詞を言われたら、、、僕はもう生きてはいけません。
10.難破船(作詞:加藤登紀子)
→僕が人生で一番愛したアイドル中森明菜の曲ですが、すごくこわい。「あなたを追いかけ抱きしめたい」と持ち上げておいて、「あなたを海に沈めたい」とくる。沈められるのは案外幸せなのかもと、意識が朦朧とし混乱してきます。
11.雨音はショパンの調べ(作詞:どっかの外国人/訳詞:ユーミン)
→小林麻美の細いボーカルよりイントロのピアノの音の方が印象的なのですが、「気休めは麻薬」と言われた瞬間に背筋が伸びます。
→吉田拓郎の代表曲の1つですが、「今夜で別れと知っていながらシャワーを浴びたのかなしいでしょう」とか「最後の最後の化粧するから私をきれいな思い出にして」とか「いつもあなたの影を踏み歩いた癖が直らない」とか。もう溜息。。。
13.北の宿(作詞:阿久悠)
→まあこれも定番曲。
14.女のみち(作詞:宮史郎)
→これもド定番。何がいいのか分からないけれど、一応入れています。
一応これですべてです。改めて見てみると、作詞はほとんど男なんですね。「女の情念」なんてのは、男の妄想が創り上げた勝手な夢のような気がします。女のひとってのは、風のようにあっちに吹いたかと思えば、こっちに吹いたりと、移り気でいてもっと芯が太いような。ストーカーに走ったり、自殺したり、だいたいそういうことって男がやらかすものなんで。
それにしてもこれらの曲をひとつのプレイリストにするために、ネットで買ったりTSUTAYAでレンタルしたりと、案外僕はマメなんだなぁ。